こんにちは!あさぎです。
コロナウイルスが世界各国で蔓延しており、感染者が世界2位になったスペインでは経済を立て直すために、【ベーシックインカム】を導入することになりました。
スペインでは都市封鎖が続き、失業者が過去最大を記録しています。
仕事がなくお金がない状態では、食べていくのにも困り、犯罪や自殺者が増加し、社会は混乱してしまうのが目に見えます。
そこで、4月5日にユニバーサル・ベーシック・インカム(最低所得保障制度)制度を導入することを決定しています。
今後日本でも緊急事態宣言が長引けば、通常通りに仕事が出来ずたくさんの失業者が増えます。
日本のべーシックインカムは導入されるとしたらいつ頃からなのか?
これまでにベーシックインカムを導入した国の例を参考にして、調べてみました。
ベーシックインカムとは
べーシックインカムをwikipediaから抜粋させていただきました。
最低限所得保障の一種で、政府がすべての国民に対して最低限の生活を送るのに必要とされている額の現金を定期的に支給するという政策。
日本の2018年度予算は、社会保障費は100兆円弱です。これを国民全員に平等に配ると6~7万円になります。
日本がベーシックインカムを導入するのであれば、7万円位と言われています。
単身者であれば、家賃などを除いて7万円あれば最低限生活できるラインの金額となっているようです。
前澤友作さんが2020年のお年玉企画で、当選者1000名へ100万円配布しているのも、ベーシックインカムの社会実験を兼ねているということで、記憶にある方もいらっしゃるかと思います。
2020年1月に行われた前澤友作さんの100万円お年玉企画は、ベーシックインカムの社会実験としてこの4月から給付をスタートさせます。
私も研究協力を行っていますので、どうぞよろしくお願いします!
ただ今、アンケート参加者募集中です。https://t.co/7lpEXwbWjo
— tomo_monga (@tomo_monga) April 1, 2020
ベーシックインカムで最低限の収入が保証してもらえたら、無理をして嫌な仕事をする必要がなくなるので、ブラック会社の淘汰につながるとも言われています!
日本のベーシックインカムはいつから?それとも無理?
日本でベーシックインカムが導入されるとしたらいつ頃になるのでしょうか。
これまでのベーシックインカムは、今後人工知能(AI)やロボットの進化により、人間の仕事が奪われてしまう懸念から導入について議論されてきました。
しかし、コロナウイルスの影響により経済活動が停滞していることから、失業者が増加しており、今後の収入について不安な国民がたくさんいます。
スペインの話題もあり、日本でもベーシックインカムを希望する声が高まっています。
SNSよりベーシックインカムについて言及するコメントを抜粋させていただきました。
ZOZOの前澤さんがベーシックインカムに関するアンケートやってるけど、途中結果がこんな感じ。まったく働かなくなる人は一割程度って、何か良いなと。嫌な事もあるけど仕事って基本楽しいし、毎日休みだったらそれも辛い。ベーシックインカムなら、今より余裕もって良い仕事できそう。 pic.twitter.com/roxIuExhWw
— 北澤 肯 (@alternabikes) April 7, 2020
ベーシックインカムがこれほど早く現実になるとは。日本の失業者がスペイン並みに100万人を超えたら、追随は必至では。ベーシックインカムの社会がユートピアかディストピアかわからないけど、人が生きていくために必要な制度と思う。競争を維持し、貧富の差を解消する、打開策になればと思う。 https://t.co/AoAjaxaRm9
— 大取喜想次 (@otorikisoji) April 8, 2020
ベーシックインカム、思い付く悪い点をパッとあげるなら「企業はベーシックインカム前提に給与と雇用を限界まで絞れる」だと思う。
— 悲しみの王子 (@dekadama) April 8, 2020
これから日本でもベーシックインカムの導入が必要!とする議論が加速されると考えられます。
日本の現金給付の対応
これまでにコロナウイルス対策で、日本の個人に対する現金給付は、
- 収入が半分以上減った世帯(他詳細条件あり):現金30万円支給(自ら申請)
- 児童手当を受給している世帯:子ども1人当たり1万円
この2つが確認できました。
しかしこの現金給付は、受給者の条件がかなり限られているのでべーシックインカムとは程遠いものになります。
2020年4月の段階では、新型コロナウイルスの感染拡大に対応する緊急経済対策の財政支出が、39兆円と過去最大になりました。
しかしこの中には、もちろんベーシックインカムのお金は含まれていません。
日本国民を1億2千万人だとして仮に毎月7〜8万円支給すると、財源が100兆円以上が必要になります。
財源を捻出するには、社会福祉制度の根本的な見直しや消費税増税などが必要だと考えられます。
日本では法律を作るのや議論に時間がかかることもあり、2020年度中にベーシックインカムが導入されることは不可能に近そうです。
しかし、自民党の井出庸生議員がベーシックインカムについて提案をしているそうなので、今後の展開が気になるところです。
べーシックインカムの実施国の状況は?
フィンランド政府では、2017〜19年に毎月500ユーロ(月7万円)を給付するベーシックインカムの社会実験が実施されています。
スペインが「ベーシック・インカム」導入を検討するよう。
・給付額は年齢によって調節
・一時的な措置としてではない
・最近の社会実験はフィンランドで2017-19に毎月500ユーロ給付した例。幸福度の改善には寄与するが就業意欲は無くなるという結果にこの流れが広がるか? https://t.co/n26Pv8eOgv
— Daiki Soma (@HaKoSeMi) April 8, 2020
社会実験では、【幸福度の改善には寄与するが就業意欲は無くなる】という結果が出ています。
最低所得が保証されたからと言って、メリットばかりではないんですね。
べーシックインカムを導入する前には、国民全体で財源を支える仕組みが必要だと感じました!
まとめ
今回は、日本がベーシックインカムを導入するとしたらいつになるのか、検証してみました。
コロナショックの経済打撃のため、一時的な現金給付はあるかもしれませんが、正式なベーシックインカムが導入されるのはまだ時間がかかると考えらます。
100兆円以上もの財源を確保するには、社会保障制度の見直しや消費税増税など大改革が必要ではないでしょうか。
しかし、国民全体が安心して暮らせるよう、政府にはベーシックインカムについて準備を進めておいてほしいと感じました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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